2018年11月2日金曜日

冬を探して上高地 DAY2


冬を探して上高地  DAY2



DAY1はこちら
https://blog.assesbridge.com/2018/08/day-1.html

冬を探して探して上高地DAY2始まりました!
のんびりしてると次の冬が来てしまう!!

昨夜から降り出した雪。2日目は行けそうなら北穂高岳に登りたいと思っていたのだけれど。。

ドドドドドッ

涸沢のカールの中では小規模な雪崩が多く発生している模様。


自分も含め今回のメンバーは雪山の経験が少ないため判断がつかない。。

それでもどうにかならんものかと雪と岩の頂を見上げていると、、上から人が降りてくる!?

降りて来た方に駆け寄り、斜面や稜線上の様子を聞いてみました。

その方曰く、

「自分の歩くその足元からどんどん雪が流れて行く」

「やめといたほうがいいかもね」

との事でした。

私にはそれがどれほどの危険なのか正直想像がつきません。
想像がつかないところへ行く面白さももちろんありますが、今回は勝手を知らない雪の中での行動になるので好奇心より恐怖心が勝ちました。

そうと決まれば下山です!


大量の後ろ髪に引かれはしましたが、登頂なしで涸沢カールを下ります。


昨日と同じ道ですが、昨日と違うところに石がある。。

落石を見ることはありませんでしたがやはり崩れてきているようです。

雪崩の研究者の言葉に「正しく恐れなさい」
というものがあります。
雪山の摂理について知らないことが多すぎる私は、おそらく必要以上の緊張と不安を感じていたでしょう。
ここでは「知る」という事の重要さを身をもって学べました。


見上げると相変わらずどこからでも岩が降って来そうな中、昨日と同じく早く歩ききりたい!

さすがに昨日よりは落ち着いて行けましたね(笑)

私たちと同じく登頂を諦め下山するパーティもちらほら。


昨日の道を戻ります。


ほんのり渡渉してみたり。


本谷橋でヘルメットとアイゼンを外し、今度は屏風岩を右手に見ながら横尾まで歩きます。


雪は本谷橋を過ぎればほとんど残っていないので気楽なもんです。


いくらも歩いていないので横尾を過ぎて本日の目的地徳沢まで一息に歩きました。
言わずと知れた遊歩道歩きでさっきまでの雪渓が嘘みたい(笑)

右手には前穂高の峰々に明神岳。
地図と照らし合わせながらあれかなこれかな言いながら歩くのも楽しいもんです(笑)

昼頃には徳沢に着きテント場をお借りして設営が終わると徳沢園へ!


お昼ご飯とビール!何という事だ!まだ下山もしてないのに!個人的には前代未聞!
戸惑いつつも上高地感を楽しみます(笑)


落ち着いたウッド調の内装にフロントのお姉さんは山の中とは思えない仕上がり。
異空間だ。。


画像にはお姉さんはいません!探した方はすみません(笑)
気になる方は行くべし!!(笑)

雰囲気の良さも手伝いおでんとビールが美味しいな〜
米子組はカレーとビールを食していましたね。
カレーも美味しかったとのことです。


ビールのおかわりにつまみと豆大福を頼み、もう何してるか分からん(笑)
山登りに来てるんだっけ??

徳沢園の寛ぎの雰囲気の中、昭和初期の上高地の様子がテレビ画面に写っている。
昔から避暑地として、景勝地として人気だったんですね。納得です。

時を忘れて寛いでいると今度はお風呂に入ろうということになりました。
お風呂に入る?
まだ下山してないのに??

脳内に甘美なパニックが広がる(笑)
今度は徳沢ロッジにお風呂があるということで少し離れた建物まで歩きます。
到着するとこれまた落ち着いたウッド調(笑)
ビバーク狂には刺激が強すぎる!!


早速入浴チケットを購入するのだが湯船が1つしかないらしく、男湯女湯を時間毎で分けているらしい。
男性の入浴パートが残り20分ほどだそうでまさにカラスの行水状態!!
ざっと洗ってざっと入ると制限時間いっぱい。。

大急ぎで風呂から上がり、暖炉と漫画が置かれたエントランスでケーキセットを注文しまたも寛ぐ(笑)


気分は観光旅行にシフトしている。が、楽しい。。


座り心地の良いソファで私はうつらうつらし、しばらくボーッとしていたがあんまりゆっくりしててもお尻に根が生えちゃうので自分たちのテントへ移動。

それでも日は高く、なんだか眠くてしょうがないのでテントで昼寝。

わかりにくいけど中で寝てます。ポカポカ陽気で気持ちよかった〜(笑)

DAY2はずっとこんな感じ!

夕方まで寝っ転がって過ごし、肌寒くなった頃に梓川までの散歩に出ました。

フラットな林道を少し歩くと梓川に出ました。



米子のスタッフと地図とGPSで山の名称を確認して遊んでましたが、いかんせん山が多くてよくわからない(笑)
最終日にに上高地で帰りのバスを待っているときに見ていた立体地図を見るまでは実感わきませんでした。

川の流れは早く冷たい。これが雪解け水かなんて思いながらパシャリ。

美しい。。

テントまで戻ると辺りは薄暗くそれなりに冷えてきました。

明かりの灯る徳沢園はムードがある。これは泊まりたくなるな。。

私たち3人は小屋の前のテント場で(笑)晩御飯の用意をし、小屋で食事をしたり工程を短縮したこともあり余り気味な食料も一緒に食べ、お腹いっぱいになりました。

テントの明かりもムーディです。

明日は早朝から蝶ヶ岳に登る予定だったのと、特にやることもないので早々にテントに帰りシュラフに潜り込む。

実は星が綺麗なもんで外でビヴィに包まって寝てたんですが、夜半に雨が落ちてきて急いでテントに逃げ帰ったのはオマケの話(笑)



山の中とは思えない今日一日を振り返りながら、明日こそはと期待して、、グングン眠りに落ちていく。。

皆さんおやすみなさい。


DAY2は山上施設の紹介に終始しましたが、DAY3は山に登りますよ!!

ヤバイ!!ほんとに冬が来る!!
煽りません!書くまでは!!

ではでは〜(笑)

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