2018年1月20日土曜日

初大山は雪の中


初大山は雪の中

こんにちは!明けましておめでとうございます!!
福山店の一平です!

ここ最近は草の根アウトドア活動に勤しみすぎてブログネタが皆無でありました。。

が!!
大山が僕に話のネタをくれました。と言っても結構前ですが、臨場感たっぷりにお伝えします(笑)

12/7の早朝に福山を出て8:30に南光河原駐車場に米子店のスタッフ2人+屈強な山男さん1人と集合しました。
私としては9月に試履会で鏡ヶ成には行きましたが、大山本丸はお初です。
皆さん大山が裏山!!ということで大変心強い!

車の荷台に必要と思われる装備を多めに突っ込んできたので現地の様子を見て急いでパッキング!

急いでる様子はないがゴソゴソ準備。

中国山地の向う側!やっぱポテンシャル高い!
準備が整いいざ出発。

まずは雪の被った大山寺までの石階段を登ります。

僕はいつものfast&lightなスタイルで行きました。この装備で厳しいと判断すれば撤退覚悟です。

雪山だからと言うことではなく、いつものことではありますが冬はやはりリスクは高いので、その辺は自分の体力と経験と要相談!!
今回は持ち物の少ない日帰りハイクなので、バックアップ兼レイヤリングのテスト用のウェアと食料を少し多めに持って行きました。

米子店のスタッフ1人と山男さんはボッカトレーニング。なんと20〜30kg程の重しを担いで歩いています!
あっぱれあげたいですよね(笑)


ちょっくら休憩。ザックがデカイ!(笑)


大山寺。

雪山ハイクの安全を祈願しトレイルに入って行きます。
米子店スタッフに雪のハイシーズンはこの辺全部雪の中と教えられ軽く戦慄。。

しゅっぱーつ!!

画像に映る3人の装備を見比べるとなかなか面白いと思いますよ(笑)

雪化粧をした森の中を歩いていると、日常から遠く離れたところにいる気分です。
標高1000mを越えるのは久しぶり。

僕の足元は薄手のウールソックスに厚手の防水ソックスを合わせ、非防水ではあるがアッパーがコーデュラで目の詰まったトレランシューズ。
今のところ特に寒さを感じることもなく快適に歩ける。
欲を言うと走りたい!


今後、自分の体感がどう変化していくのか楽しみ!

ボッカの人たちに続き雪の中を進みます。
雪山の中は本当に静かで自分たちの足音しかしない。

しんしんしん。

しばらく進むと拓けたとこに出てきたぞ?!

眼前に広がるは。。


ドーンッ

雪に霞む大山!!パンチ効いてる!!
大山北壁。。壮観です。

大堰堤を渡り元谷避難小屋で休憩をとります。
大きく綺麗な小屋でひとやすみひとやすみ。。ん!?

窓の向こうに人影が!!

米子のボッカしてない方の画伯がせっせと描いてましたわ(笑)

かわいいような、なんかヤバイような。。

この休憩中にボッカのお二人のザックを背負わせてもらいました。

これは20kg。重たいなぁ。。
しかしザックの調節機構を自分に合わせ調節し直すとパックバランスが良くなり随分楽になりました。
重量物を担ぐとなるとしっかりフレームの入ったザックがやはりいい!!


こっちが30kg。。立ち上がるのも必死!!
こんなん担いで下りなんかは絶対やりたくないですね。
膝がぶっ壊れる(笑)

さぁさぁ先を急ぎましょう!

その名も行者登山道!
しばらく階段が続き、先行するボッカ二人はしんどそう。。

次のポイントである六合目避難小屋まで息を切らして歩きます。


六合目に到着すると、ここでアイゼンを装着。

山男さんの足元!

冬季用の登山靴に12本爪のアイゼン!
ガッチリしてるわ〜

ファストパッカーの足元!

。。。

なんてったって軽快さが信条です!はたしてどこまでやれるのか?!
人体実験スタート!!(笑)
この時の気温は0〜-2℃くらいだったかな。

この避難小屋へは私は先に到着して他3人の到着を待っていたのですが、動き続けることが前提のレイヤリングで停滞するとやっぱり冷える。

これがもし怪我など、不測の事態で停滞やむなしとなった場合に自分は生きて帰れるのか??
それにしても景色きれいだな〜。

3人を待っている間、そんなことを考えていました(笑)

今回のように保温着を別で持ってくるのか。
オーバーナイトの装備ならシュラフに包まり暖をとるのか。
工夫のしがいがあって面白いですよね(笑)
その工夫が、いざという時の対応力に必ずつながります!!

六合目からの見晴らしが素晴らしい。


ボッカの2人の足元はアイゼンをつけることにより、これまでその荷物の重量と積雪により一歩進んでは半歩滑り戻るといったペースを完全に払拭!


今度は私の足元が怪しい(笑)
危険を感じるほどではないが踏み出した脚に体重をかけるとズズッと動く。
目の前でバッチリ止まっているのを見ているとストレス感じますね。

八合目を越えると段々と視界が悪くなってきました。

風も強まり、顔面に受けるダメージが大きい!(笑)
バラクラバ欲しい!!


そのまま歩き続け山頂小屋へ急ぎます。
標高を上げていくと風も強まり辺りは真っ白!!ここにきて大山の洗礼を受けております!!

わずかに見えている木道を頼りに進んで行くと大山頂上避難小屋が見えてきました。
中に入るとワァワァワァ!風がないって素晴らしい!!寒いけどね!


おかえりなさい。


ほっぺ赤くしちゃって(笑)


笑ってるで。。


あったかい。。

小屋の中から外を覗くと。。

真っ白って怖いですね。。
山頂付近で僕の温度計は−5℃を指していました。

ほんとは出たくないけど腹ごしらえを済ませたら下山です。
真っ白でわけわからんけど、私が初大山だったのでとりあえず山頂には行ってみようということでパチリッ

グローブ外したらむちゃくちゃ寒い!
私の右手はチャックを触ってんじゃなくて風を避けております(笑)
噂には聞いていたけど、スマホいじるのがこんなに大変だとは。。


こんな状況で写真を撮ってくれた、一番右の米子の画伯に感謝です。

そんなこんなで撤収!!


どんどん下って行くと雪雲が切れ下界が見えてきました。
ここまで降りれば風もなく快適です。


六合目まで降りてくるとアイゼンを外しました。

あとはスタコラサッサと降りるだけ!
帰りは夏山登山道を通り、車を停めてある南光河原駐車場に降りてきました。


今回、この装備で出来ること、出来ないことが体感できたことはとても大きな収穫でした。
体験のほんの少し先を想像するための糧となるでしょう。
それは自分の身を守るために絶対に必要なことです。

自分の遊べるフィールドを広げるためには沢山のチャレンジが必要ですが、自然は人間を慮ってはくれません。
少しの冒険と、多くの臆病さで一歩ずつ自分の幅を広げたいですね。

今年も健やかに、自然と遊ばしてもらいましょう!!


写真に写る自分の頭を見て散髪を決意した一平でした〜

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